「師長に辞めるって言い出せない…」
「本当は人間関係が限界。でもそれを言ったら揉めそう…」
看護師の退職理由は、**本音(心の声)と、職場に伝える建前(表向きの理由)で、ランキングがまるで違います。
この記事では、最新の公的データ(厚労省の雇用動向調査など)と、現場側の調査・声を突き合わせて、“嘘をつかずに、揉めずに円満退職する最適解”**をまとめます。 厚生労働省・日本看護協会

正直に『師長が嫌いだから辞めます!』なんて言えるわけないよね(笑)。みんながどう切り抜けてるか、裏側を教えちゃうよ!
【結論】看護師の退職理由「本音」と「建前」のギャップ一覧
忙しい人向けに先に結論です。
“本音”は職場の問題(人・業務・待遇)に寄りがち。一方で**“建前”は個人事情(ライフイベント・体調)に寄せる**ほど、引き止めが弱くなります。
(厚労省の雇用動向調査でも、離職理由は「結婚」「出産・育児」「介護・看護」など“個人的理由”区分で整理されています) 厚生労働省

見てこれ。本音の1位と建前の1位、全然違うでしょ?これが大人の処世術ってやつ!
ギャップ一発判別の比較表
| 比較項目 | 本音(心の声) | 建前(職場に伝える) | ねらい |
| 1位 | 人間関係(ハラスメント・派閥) | 結婚・出産・育児(ライフステージ) | 引き止めを最小化 |
| 2位 | 業務過多・残業(人手不足) | キャリアアップ(前向きな理由) | 角を立てずに退職 |
| 3位 | 給与・待遇(割に合わない) | 体調不良・家族の介護 | 否定されにくい |
| 言うと揉めやすい | 「師長が苦手」「職場がブラック」 | (避ける) | “責める言い方”はNG |
| 言っても揉めにくい | (本音は伏せる) | 「環境を変えて継続したい」 | 主語を自分に置く |
| 最強の型 | (本音)限界 | 「長く続けるためにペース調整」 | 相手の反論を封じる |
【本音編】看護師が「辞めたい」と思った本当の理由ランキングTOP5
ここからは“心の声”側。
看護職の「辞めたい理由」では、人手不足(業務のきつさ)・賃金・休暇が上位に並ぶ調査結果が報告されています。 日本法令索引
1位:職場の人間関係・雰囲気(パワハラ・いじめ)
「辞めたい」の引き金になりやすいのが、スキル不足よりも人間関係の消耗です。
- 師長・主任との不和(詰め方が強い、人格否定)
- お局ハラスメント(指導ではなく攻撃)
- 同期比較での萎縮(「あの子はできるのに」)
- 医師との関係(怒号、理不尽な指示)
- 派閥に巻き込まれる/孤立する

無視とか陰口って、証拠が残らない分しんどいんだよね…。心が削れる感じ、めちゃ分かる。
2位:人手不足による業務過多・残業(終わらない)
「仕事量が多い」じゃなく、終わらない設計になってる職場がしんどいです。
- 記録が終わらない(業務後の残業が常態化)
- 委員会・係・研究が“善意ベース”で追加される
- 前残業(情報収集・点滴準備)が暗黙の了解
- 休憩が取れない/取れても呼び戻される
※看護の現場で「人手不足による仕事のきつさ」が離職意向の上位になるという報告もあります。 日本法令索引
3位:給与・待遇への不満(割に合わない)
責任の重さ・リスク・夜勤負担に対して、手取りが見合わないと感じた瞬間に心が折れます。
- 夜勤しないと生活が回らない(基本給が伸びない)
- 役割(リーダー/プリセプター)だけ増えるのに昇給は微差
- 残業代が「実質」出ない(つけづらい雰囲気)
- 物価上昇で“実質賃金”が下がった体感

割に合わない』って思うの、すごく分かる。命預かってるのに手取りこれだけ?って明細見てフリーズすることあるもん。
4位:休暇が取れない・有給消化率の低さ
- 希望休は月2回まで(実質“お願い”扱い)
- 夏休みが短い/分割不可
- 子どもの熱で休むと嫌味を言われる
- 休みの日もLINEで業務連絡が来る
5位:看護観の相違・やりがいの喪失
- 回すだけの看護に罪悪感(“作業”になってしまう)
- 患者に向き合う余白がない
- インシデント恐怖で常に緊張
- 理想と現実のギャップ(特に急性期)
【建前編】師長に伝えた「退職理由」ランキングTOP3
建前の王道は、相手が介入しづらい理由です。
雇用動向調査でも、離職理由は「結婚」「出産・育児」「介護・看護」などの“個人的理由”で分類され、職場側も“個人の事情”として扱いやすい構造になっています。 厚生労働省
1位:ライフステージの変化(結婚・妊娠・出産・育児)
- 引き止められにくい“最強カード”
- 独身でも「家族事情」「将来設計」を理由にする人もいる
- 反論されにくい(組織が踏み込みにくい)
「◯月から生活が変わる」など、期限を含めると交渉が締まります。
2位:キャリアアップ・スキルアップ(前向きな理由)
- 「急性期で学びたい」「訪問看護に挑戦したい」
- 「認定看護師を目指したい」
注意点:今の職場で実現できそうだと「うちでやれば?」と言われがち。この場合は、“環境が違うと実現できない理由”を添えます(例:症例数、教育体制、配置、専門チームの有無)。
3位:体調不良・家族の介護
- 腰痛・睡眠障害・メンタル不調など
- 親の介護・看病
戦略:診断書がなくても「体調に不安がある」は否定しづらい。ただし、会社都合の話にすり替えられないよう、“休職ではなく退職”の意思を明確にします。

建前は『嘘』じゃないよ、『優しさ』だよ。立つ鳥跡を濁さず。最後くらいお互い気持ちよく終わりたいじゃん?
【年代別・経験年数別】辞めたくなる瞬間と特有の悩み
新人看護師(1〜3年目):リアリティショック
- 技術不足への自己嫌悪(毎日反省会)
- 先輩の一言が刺さる(指導が強め)
- 理想の看護と現実のギャップ
- 夜勤に入った途端に心身が崩れる
新人は「逃げ」じゃなく、環境が合ってないだけも多いです。職場を変えるだけで伸びる人、めちゃくちゃいます。
中堅看護師(5〜10年目):リーダー業務と責任の重圧
- 委員会・教育係・リーダーが集中する
- 相談される立場になり、自分の逃げ場がない
- 夜勤も続くのに、給料は頭打ち
- “できる人”ほど搾り取られる
ベテラン看護師(10年目以上):体力低下と親の介護
- 夜勤明けの回復が遅い
- 更年期や持病との付き合い
- 親の介護が現実になる
- 子どもの進学など、家計と働き方の再設計が必要
こんな時どうする?退職理由の「伝え方」変換マニュアル
ここがこの記事の“使えるところ”です。
本音をそのまま出すと揉めます。だから言い換えて、主語を自分に置く。
本音「人間関係が辛い」→ 建前「○○」
- 変換テンプレ(例)
- 「チームで回す看護より、一人ひとりと深く関われる領域に挑戦したい」
「今後のキャリアを考え、環境を変えて看護の幅を広げたい」
相手を責めず、「挑戦」「方向性」「キャリア」を前に出す。
本音「残業が多くて疲れた」→ 建前「○○」
- 変換テンプレ(例)
- 「長く看護師を続けるために、体調管理と働き方を見直したい」
「生活リズムを整え、安定して働ける環境に移りたい」
病院のせいにしない。「自分の継続」の話にする。
本音「給料が安い」→ 建前「○○」
- 変換テンプレ(例)
- 「専門性を高め、評価される環境でスキルを磨きたい」
「将来設計のため、キャリアの軸を再設定したい」

給料上げて』って言っても絶対上がらないからね。それなら『スキルアップ』って言って、給料高い病院に転職するのが一番早いの。
【注意喚起】退職理由で失敗しないための3つの鉄則
- 直属の上司以外に先に話さない
- 先に同僚へ話す → 噂が広がる → 師長に伝わる → 外堀を埋められる。
退職は情報戦。最初は最短ルートで。
- 次の職場が決まってから伝える(できれば)
- 「次が決まってます」は最強の交渉材料。
引き止めが長引く職場ほど、退職時期がズレて転職が破談になりがちなので注意。
- 退職届ではなく「退職願」からスタートする
- 一般的には、まず「退職願」で意思表示 → 受理・合意形成 → その後「退職届(最終書類)」の流れがスムーズ。
※法的な退職の基本(期間の定めのない雇用など)も絡むので、揉めそうなら早めに専門家へ切り替えを。
次の職場で「同じ悩み」を繰り返さないために
退職を“成功”させても、次で同じ地雷を踏むとつらい。
ここからは、人間関係・待遇の地雷回避です。
人間関係が良い職場の見抜き方
職場見学・面談で見るポイント(チェックリスト)
- 挨拶が返ってくるか(当たり前が当たり前にあるか)
- ナースステーションが荒れていないか(整理整頓=余裕のサイン)
- 離職率・平均勤続年数を聞けるか(濁すなら要注意)
- 新人教育の仕組みが言語化されているか(OJT丸投げは危険)
- “誰に相談できるか”が明確か(相談窓口が曖昧=属人化)
自分に合った働き方を探す(病院以外という選択肢)
病棟が合わない=看護師が向いてない、じゃないです。
- クリニック(外来中心)
- 訪問看護(裁量・相性が合うと天国)
- 検診センター(医療行為少なめ)
- 産業看護師(企業勤務)
- 介護施設(医療度は幅あり)

病院だけが看護師の職場じゃないよ。私なんて施設に来てから、夜ぐっすり眠れるようになったもん。視野を広げてみて!
まとめ
看護師が辞めたい理由は、人間関係・業務過多・待遇など“本音”があって当然。
でも、それをそのまま伝えると損する(揉める・引き止められる・退職が遅れる)ことがあります。
だからこそ、退職は「本音を隠す」のではなく、“自分を守るために、角が立たない言葉へ変換する技術”が大事。
最後に一つだけ。
次の職場選びは、運任せにしない方がいいです。情報と交渉力で、当たり職場の確率は上げられます。
レバウェル看護 × ナース専科「使い分け」で、退職後の転職を失敗しない

先輩ナースが実際にどう使い分けているかをチェック
まだ転職するか決めていなくても大丈夫です。 「まずは情報収集から」始めたい方は、2社の賢い使い方を先に知っておくと安心です。
退職が見えてきたら、転職エージェントは1社固定より“役割分担”が強いです。あなたに合う組み合わせで、情報の偏りを減らしましょう。
- 条件交渉・スピード重視で動きたい → レバウェル看護を軸
- 求人の比較・情報収集を厚めにしたい → ナース専科も併用
- 迷ったら「両方登録→同じ条件で提案を出してもらう」が最短
▶ 最終チェックはこちら:レバウェル看護 × ナース専科の“使い分けガイド”

元・総合病院の消耗ナース(歴10年)。 結婚を機に「夜勤・残業地獄」と「夫とのすれ違い」に悩み、老人ホームへ転職しました。現在は「夜勤ゼロ・毎日18時半帰宅」を実現し、夫と温かい夕食を囲む毎日です🍲 「看護師=激務」だけじゃない。家庭を大切にできる働き方や、最適な看護師転職方法を発信中。
