退職を成功させるコツは「気合」ではなく、順番と証拠と言い方です。
特に看護師は、人手不足や夜勤体制を理由に引き止められやすく、退職届が“受理されない”などの摩擦が起きがち。だからこそ、最短で辞め切るには、以下の4点をセットで押さえます。
- 退職の意思表示は短く・事務的に(交渉しない)
- 退職届は「提出した証拠」を残す(受理拒否対策)
- 引継ぎは“見える化”して延長戦を防ぐ
- 退職と転職は同時進行(不安を減らして主導権を握る)

退職って、言い出す前がいちばん怖いんですよね…。でも“手順”があるだけで、びっくりするくらい楽になりますよ!
退職届・退職願の違いと、看護師が揉めやすいポイント
退職願と退職届は“役割”が違う
退職願は「お願い・相談」に近く、退職届は「通知(意思確定)」です。
円満退職なら退職願でも進みますが、引き止めが強い・受理拒否がありそうな職場では、最初から退職届で事務的に進めた方が安全です。

“お願い”にすると相手の土俵になりがち。揉めそうなら“通知”で淡々と進めるのがコツです!
看護師の退職で揉める“ありがち5大トラブル”
- 「今辞めたら迷惑」「代わりが見つかるまで無理」と言われる
- 退職日を勝手に先延ばしされる(引継ぎ名目の無限延長)
- 有休を消化させてもらえない(暗黙の圧)
- 退職届を受け取らない(受理拒否・握りつぶし)
- 「損害賠償」「違約金」「奨学金返還」などお金の話を混ぜてくる
ここで重要なのは、相手を論破することではなく、“退職完了”に必要な行動だけを積むことです。
退職までの全体像:揉めない人がやっている時系列ロードマップ
STEP1:退職を切り出す前に“回収するもの”を揃える
退職を口にした瞬間、空気が変わる職場は少なくありません。だから先に準備。
- 雇用契約書/就業規則(退職規定・有休・貸与物)
- 残有休の日数(勤怠・明細で確認)
- 返却物の整理(制服・名札・ID・鍵など)
- 可能なら、奨学金や修学資金などの契約書控え(該当者のみ)
- 私物の持ち帰り(ロッカーに重要物を残さない)

先に“証拠と準備”を揃えると、言い出した後のゴタゴタが一気に減ります!
STEP2:退職意思は“短く・事務的に”伝える(交渉しない)
最初に言うべきことは2つだけです。
- 退職する意思
- 退職希望日(現実的な日付)
理由は「一身上の都合」で十分。詳細を語るほど、引き止め材料が増えます。
STEP3:退職届を提出し、控え(証拠)を残す
提出の目的は「話をまとめる」ではなく「意思表示が到達した証拠」を残すこと。
手渡しなら、退職届のコピーに受領印・受領サインをもらうのが理想。難しければ、提出日時・相手・会話内容をメモし、後で整理できる形にします。
STEP4:引継ぎは“見える化”して、延長戦を防ぐ
引継ぎが曖昧だと「まだ終わってない」で延ばされます。
あなた側から“引継ぎリスト”を作り、期限を切るのが安全です。
- 引継ぎ項目を箇条書き
- 進捗チェック(完了/未完了)
- 申し送りは文書化(口頭だけにしない)

引継ぎは“頑張ります”じゃなくて“やることを見える化”が最強。これで延長されにくいです!
【コピー用】看護師の退職届テンプレ完全版(状況別3パターン)
テンプレA:最短・円満(まずはこれ)
退職届
私儀
一身上の都合により、○年○月○日をもって退職いたします。
○年○月○日
所属:○○病棟(○○部署)
氏名:○○ ○○ 印
○○病院
院長(または法人代表者)殿
テンプレB:有休消化もセットで通したい(揉めにくい)
退職届
私儀
一身上の都合により、○年○月○日をもって退職いたします。
業務の引継ぎは誠実に対応いたします。
なお、未消化の年次有給休暇につきましては、就業規則に基づき取得のご相談をさせてください。
○年○月○日
所属:○○病棟(○○部署)
氏名:○○ ○○ 印
○○病院
院長(または法人代表者)殿
テンプレC:受理されない/圧が強い(退職と金銭を切り分ける)
退職届
私儀
一身上の都合により、○年○月○日をもって退職いたします。
本書面は退職の意思表示として提出いたします。業務の引継ぎは可能な範囲で誠実に対応いたします。
金銭(請求・返還等)に関する事項は、根拠および内訳の文書提示をいただいたうえで、別途書面にて協議させてください。
○年○月○日
所属:○○病棟(○○部署)
氏名:○○ ○○ 印
○○病院
院長(または法人代表者)殿

Cは“強い言葉”に見えるけど、実はめちゃくちゃ丁寧。退職とお金を混ぜられないための安全装置です!
受理されない時の対処:最短で終わらせる現場対応
目的は“受理させる”より“提出の証拠を残す”
「受理しない」は、相手が主導権を握りたいだけのことも多いです。
あなたのゴールは、相手の気分ではなく、手続きの完了。なので行動はシンプルに。
- 退職届を手渡し → コピーに受領サインを依頼
- 断られた → 提出日時・場所・相手・会話を即メモ
- 可能なら事務(人事・総務)にも同内容を共有(窓口を変える)

“受理しない”って言われた瞬間に焦らなくてOK。やることは“証拠化”だけです!
引き止めの定番セリフ別:返し方テンプレ
強い職場ほど、言い回しはパターン化しています。返しもテンプレで十分。
- 「今辞めたら迷惑」
- → 「ご迷惑をおかけする点は承知しています。引継ぎは誠実に対応しますが、退職日は○月○日でお願いします。」
- 「代わりが見つかるまで無理」
- → 「配置や採用は組織側の判断事項です。私は引継ぎに協力しますが、退職日は○月○日でお願いします。」
- 「損害賠償になるよ?」
- → 「根拠と内訳を文書でいただけますか。確認のうえ、必要なら書面で対応します。退職手続きは退職手続きとして進めさせてください。」
退職日を延ばされそうな時の“最短の決め方”
退職日は「相手が納得する日」ではなく、あなたが現実に対応できる日で決めます。
おすすめは、引継ぎに必要な日数を“先に見える化”して、期限を切ること。
- 引継ぎリスト(やること)
- 各項目の期限(いつまで)
- 誰に渡すか(担当者)
これがあるだけで「まだ引継ぎが…」が言いにくくなります。
有休消化で揉めないコツ:先に“計画”として提示する
有休は「取れますか?」より「この日程で取得します」
揉める人は質問型、揉めない人は提案型です。
ポイントは、最終出勤日と退職日を分けて、間を有休で調整すること。
- 最終出勤日:引継ぎ完了日
- その後:有休消化
- 退職日:最終日

“最終出勤日=退職日”にしちゃうと揉めやすいです。間に有休を入れると、スッと終わりますよ!
有休が通りやすくなる準備(最小努力でOK)
- 申し送りを文書化
- 業務の棚卸し(担当を一覧化)
- 引継ぎ資料を共有(紙でもデータでも)
「有休を取る=迷惑」にならないように、先に“渡すもの”を作ってしまうのがコツです。
退職時に必ずやる:返却物・書類・最終給与のチェック
返却物チェックリスト(抜けると長引く)
- 名札、IDカード、制服、ロッカー鍵、PHS
- 研修資料、貸与PC、院内マニュアル類
- 寮の鍵(該当者)
受け取る書類(転職・手続きで詰まない)
- 源泉徴収票
- 雇用保険被保険者証
- 離職票(必要な場合)
最終給与で揉めやすい“控除・天引き”
- 寮費や制服クリーニング費、貸与物破損など
- 「天引き同意書」は、金額・根拠・期間が不明ならその場で署名しない
- 不明点は「文書でください」で止める
心が限界なら:退職代行という選択肢
退職代行が向いている人(セルフチェック)
- 連絡するだけで動悸・吐き気が出る
- 上司の言動が強く、会話にならない
- 退職届を握りつぶす/受け取らない
- 即日で接触を断ちたい(安全・メンタル優先)

“自分で言わなきゃ”って追い込まないで。体調が崩れるなら、プロに任せるのも立派な選択です!
退職代行を使うなら“弁護士法人”ルートが安心
本記事の読者は、退職だけでなく「請求」や「返還」などお金の話が絡む可能性があります。
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退職と転職はセット:レバウェル看護×ナース専科で最短化する

先輩ナースが実際にどう使い分けているかをチェック
まだ転職するか決めていなくても大丈夫です。 「まずは情報収集から」始めたい方は、2社の賢い使い方を先に知っておくと安心です。
退職が長引くほど不利になる理由
次が決まらない不安は、退職交渉の場面で確実に弱点になります。
焦って不利な条件を飲む、転職先を妥協する、メンタルが削れる——これを避けるには、転職を同時進行にして「安心材料」を先に作るのが正解です。
使い分けの目安
- レバウェル看護:テンポよく求人提案を受けたい/早く次を決めたい
- ナース専科:職場の相性や内情まで見て、次は失敗したくない
両方を使い分けると、スピードと納得感の両取りができます。

“次がある”って思えるだけで、退職の圧が半分になります。転職は同時進行がほんとに大事!
退職届を出して流れが固まったら、次は「どこで働くか」です。
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よくある質問
- 退職届は手書きじゃないとダメ?
- 職場ルールがある場合もありますが、一般には形式より「内容の明確さ」と「提出の証拠」が重要です。迷う場合は職場の書式があるか確認し、なければ読みやすさ重視でOK。
- 退職理由は正直に書くべき?
- 引き止めが強い職場ほど、理由が“説得材料”にされがちです。基本は「一身上の都合」で十分。詳細は言わなくてOKです。
- 退職届を受け取られない・握りつぶされたら?
- 目的は「受け取らせる」ではなく「提出した証拠を残す」こと。
提出日時メモ、コピー、窓口変更(事務・人事)、必要なら記録が残る手段を検討します。
- 有休を全部消化したいけど、無理と言われる
- 引継ぎを見える化し、「最終出勤日→有休→退職日」の設計にすると通りやすくなります。まずは計画として提示し、口頭で揉める前に書面・メールなど記録が残る形で進めるのが安全です。
まとめ:退職届はテンプレと順番で“ほぼ決まる”
- 退職は「退職手続き」と「金銭・規程」を切り分ける
- 退職届は状況別テンプレで、提出の証拠を残す
- 引継ぎは見える化して延長戦を防ぐ
- 心が限界なら退職代行(弁護士法人みやび)も選択肢
- 次が決まると退職が一気に楽になるので、転職は同時進行
- レバウェル看護×ナース専科使い分けガイドへ進み、最短で次の職場を固めよう

元・総合病院の消耗ナース(歴10年)。 結婚を機に「夜勤・残業地獄」と「夫とのすれ違い」に悩み、老人ホームへ転職しました。現在は「夜勤ゼロ・毎日18時半帰宅」を実現し、夫と温かい夕食を囲む毎日です🍲 「看護師=激務」だけじゃない。家庭を大切にできる働き方や、最適な看護師転職方法を発信中。

